『2016 心意気〜左大文字保存会〜』
8月16日の夜、精霊を冥府にお送りする「京都五山送り火」〜 あの土砂降りで「今年の点火は無理だろう」
と思われ方が多かったようです。しかし保存会会員の心意気で「送り火」は点火されました。
8月15・16日の左大文字保存会の活動から一部をご紹介しましょう〜。
[8月15日] 午前7時30分「法音寺」に集合した会員およ60人の前に、役員の改選で新たな顔ぶれとなった、
岡本芳雄保存会会長、岡本義行副 会長、 会計の内田雅文氏、幹事は岡本克巳氏と山岡隆氏、そして
田中博至名誉会長〜。役割分担表・法被・手ぬぐい・軍手等が会員に手 渡され、
岡本会長の挨拶と活動についての注意や連絡事項が言い渡される。 また会員の岡本智至氏(29歳)が
16年間保存会活動に従事した功 績で 、 午前10時から京都市長表彰を受けるとのこと。
早速作業開始〜! 松割木の小割と運搬、山道や火床の整備、 金閣寺志納所での護摩木 や 手拭・扇子
等の販売や、竹藪から大松明用の竹を伐り出す等〜。午後、大雨が降るが「大松明」作りは続く。
夕刻、全ての作業が終了。 法音寺境内には大松明が立ち、街道には門火の準備も整った。
[8月16日]午前6時40分、「法音寺」に集合〜! 会員は全員揃いの法被を着用。みんなとても凛々しい。
これまでに市長表彰を受けた会員は大きな 数珠 をかけている。金閣寺前では護摩木に加え、
今日は松割木販売も行われるが、11時頃には割り木の山は小さくなった。
午後、山上の53の火 床で、松割木や護摩木などを井桁に組む。雨に備えてビニールシートをかぶせ下山。
午後5時30分、パラパラ雨が降る中、法音寺に再集合〜! おにぎりで腹ごしらえをし、手松明の準備をする。
法音寺前はいつの間にか大勢の人・・・。雨はだんだんひどくなる。見物の人たちは傘 をさして
松明行列を待つ。7時すぎ、20基の門火に 次々点火。蓮華台の親火から手松明に、更に、大松明にも
火が移され、歓声と拍手がひ ときわ大きくなる中、大松 明が出発〜! 隊列を組んだ会員は、街道から
大北山まで、堂々と進んでいく。雨はますます強くなり、みんなずぶ 濡れ〜。
7時55分、熊本地震犠牲者の霊を弔うため、五山一斉に黙祷〜。
8時15分。岡本会長の「点火〜!」の声とドラの音で一画から筆順 による点火が行われる。
点きにくい火床はみんなが応援。 左大文字に火が点り、
多くの人の思い、祈り、願いは、美しい炎となり夜空高く 燃え上がった。 〜合掌〜