五山の送り火が終わると、急に秋の気配が漂う・・・と昔は、言ったものです。
近年はちょっと違ってきました、でも今年は幾分,凌ぎやすくなりました・・・。

それでは、2011年の送り火に懸けた「左大文字保存会」の皆さんの
活動の様子からご紹介します。

[8月15日]
午前7時30分、法音寺に集合!
保存会の会員は、社会人になっても、また、京都を離れて暮らすようになっても、
送り火には休暇を取り、ここに帰ってくるのです。
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今年の役割表、法被、手ぬぐい、軍手などが手渡されます。
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送り火実施にあたって確認事項などのあと、中学の時から準会員として活動してきた
2人が「正会員に昇格」との紹介。また、永年活動に従事して、午前10時から市長表彰
を受ける会員も紹介されました。みなさん、おめでとう!
  ちなみに、点火当日大きな数珠を首にかけているのは既にこの表彰を受けた会員です。
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役割表に従って、いろいろな作業が始まります。
かつて割木が家庭でどんな風に使われていたかなど全く知らない世代も、力いっぱい斧を振り上げます。
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金閣寺前〜。昨年に続く朝方の雨、でもみんなの心意気で晴れてきました!
大北山では「大」の火床とその周辺もきれいに整備しています。
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16日の夜、山上までの松明行列の中心となる「大松明」つくり。
金閣寺境内の竹薮から大松明にふさわしい1本の竹を選び、伐るところから始まります。
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午後は、皆で大松明を作ります。
長さ数10cmの木片の先端を削り、何本も差し込んでいき、大松明の頭の部分を大きくしていきます。
およそ2時間半で完成〜。
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法音寺の庭に大松明が立ち、門火の準備も整っています。 間もなく高灯籠に灯がともるでしょう。
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[8月16日]
午前6時40分、法音寺に集合!
今日は、会員は全員揃いの法被を着て活動します。
金閣寺前の志納所には、16日だけ扱う松割木を求める人の姿が多く見られます。
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午後、山上に護摩木などを運び上げ、持ち場となった火床につきます。
松割木、護摩木、塔婆などを井桁に組んでいきます。
先輩が後輩を助けながら〜、親子で組む姿もみられます。
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美しい炎となって燃えるよう細心の注意を払いながら、全体の形を確かめ積み上げます。
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最後に、油をかけ、万が一の雨に備えビニールを被せることも忘れません。
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一旦家に帰り、午後5時20分、法音寺に再集合!

昼間、役員の妻たちが握った心のこもった「おにぎり」で腹ごしらえ。
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めいめいが手松明の準備をします。
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あとは、松明行列の出発を待つばかり・・・。


法音寺の周辺には、いつの間にか大勢の人が詰めかけています。
そんな中、手松明を持った会員たちが寺から飛び出してきます。
拍手の中、勢いよく走り街道の両脇に設置した
およそ20基の門火に次々点火し、法音寺前に戻ってきます。
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蓮華台の親火から、手松明に、そしていよいよ大松明に火が移されます。
「うわあ〜っ!」歓声と拍手は一段と大きくなり、あたりは興奮の渦に巻き込まれます。
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街道を堂々とゆく松明行列。五山でも左大文字だけのものです。
拍手と歓声の中、大北山まで進んでいきます。
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およそ80mの急な坂(石段)は狭く、数十キロの大松明を一人で
担いで上がらなくてはなりません。
手松明の炎の行列が、麓から美しく見えているでしょう・・・。
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山上で待機・・・。
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午後8時。「大文字」「妙法」「左大文字」「船形」「鳥居形」の五山が一斉に、
東日本大震災で犠牲となった方たちに・・・「黙祷〜!」
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8時15分。「点火〜!」田中会長の声と銅鑼の合図で、一画から筆順による点火。
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燃える、燃える・・・、
みんなの願いが美しい炎となって漆黒の夜空高くに燃え上がります。
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今は亡き人のことを思い、そっと手を合わせました・・・。

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