1994年の夏から、
京都五山送り火の一つ「左大文字保存会」の活動を密着取材しています。
8月16日の夜、赤々と炎が美しく燃えるのはわずか30分〜
その炎のために保存会の皆さんは一年を通して活動しています。
皆さんが、最も熱くなるのが、8月15,16日。
2010年の撮影から、活動の様子の一部をご紹介します。


北区金閣寺近くの「大北山」。ここにお精霊さまをお送りする火が点るのです。
「大」の一画48m、二画68m、三画59m。火床の数53。
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[8月15日]
午前7時30分、活動の拠点となる「法音寺」に集合!
会員はおよそ70人。中には親・子・孫三代での活動も〜。
今年の活動について、注意や確認事項、新人の紹介などが行われます。
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それぞれ、決められた仕事に就きます。
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16日の夜、法音寺から大北山までの松明行列の中心となる大松明づくり。
2~3時間かけ、立派な大松明が完成。
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出来上がった重さ50kg以上の大松明は、法音寺の境内に立てられます。
法音寺前の街道には、約30基の門火の準備もできています。
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[8月16日]
午前6時40分、法音寺に集合!
施餓鬼会で焚かれた火が境内の蓮華台に移され、これが左大文字の親火となります。

早朝から金閣寺前の志納所には松割木や護摩木を求める人の長い列〜
3時間もたたないうちに、松割木は完売します。
先祖の回向をはじめみんなの願いが文字となります。
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納められた割木は束にして、護摩木、塔婆とともに、車につんで、山へ。
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昼食後、金閣寺前の担当以外は、全員山へ。
奉納された、割木、塔婆、護摩木を、背負って頂上の火床まで。炎天下、きつ〜い!
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持ち場となった火床につき、松割木、護摩木、などを、井桁に組んでいきます。慎重に・・・。
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夕立の恐れもあるので、ビニールを掛けてから、一旦山を下ります。
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午後5時30分、法音寺に再集合!
揃いの法被〜背中に白抜きの大の文字がきりっと引き締まってみえます。
手松明をつくり、会員の奥様方の手づくりのおにぎりと冷たい飲み物でカンパ〜イ!
出発までの待機時間は・・・、緊張気味。

そして〜、法音寺の境内に置かれた蓮華台の親火から火をもらって、門火の点火。

いよいよ大松明に火がつきます。拍手と歓声の中、法音寺を出発!
大松明を中心に手松明を持った会員たちが隊列を組み、近所の人などが見守る中、堂々の行進です。
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山頂で待機〜。

午後8時15分、「点火〜!」田中会長のかけ声と銅鑼の合図で、筆順による点火。
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多くの人たちの願いが美しい炎となり、空高く燃え上がります。
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・・そっと、手を合わせましょう・・・
左大文字保存会の皆さんの心意気でこの伝統行事は今も続けられているのです。



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